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プロパー消化率

専門店のプロパー消化率

  • 2011-08-05 (金)
  • MD | VMD
  • 作成者:it

今週2日の繊研新聞第1面に『「変わる専門店の収益モデル」プロパー消化率高めて粗利確保』と言う記事がありました。これはもう何年か前から変わっているのです。

ユナイテッドアローズはドレスラインとカジュアルラインの店舗を分けて、ライン内でのライフスタイルを多くするMDを構築しました。カジュアルチェーン専門店はライフスタイルを模索し雑貨やアクセサリーの展開を強化し始めました。

特に専門店は低価格で品揃えの幅を広くしカジュアルスタイルを提供して、お客様から買い易さと買物の楽しさに共感を受けてきました。店舗数が多くなりチェーン化していくと、チェーン化の大原則でもあるのですが、ローコストで効率良い品揃えや提供の仕方(標準化)を考えなければならなくなりました。

効率を追求していくと当然MDは絞り込まれますが、店頭は代わり映えしなくなり新鮮さに欠けてきます。そこでMDカレンダーの計画が必要になります。計画の可視化です。売場では「常に新鮮に見えること」と「主力商品(今何を中心に売るか)や補完商品を明確にしてプロパー消化を上げていくこと」が同時に求められているのです。効率よく商品の回転を上げられる店頭在庫運用の仕組みがオペレーションの中に必要なのです。これは組織で取り組むVMDに他なりません。「MD/生産と店舗をつなぐVMD」と、私がいうブランド独自の標準化(スタンダード)ルールのことです。

さらに加えるならば、店舗の店長はじめスタッフの遂行する力が高くないと出来ません。お客様との唯一の接点を持つアンカーが高水準なこと。お客様はお店の有り様とスタッフの行動をとおして商品を見て買っているのですから。

プロパー消化率といってもレジでの割り引きもプロパー扱いになっていると思われますから、粗利益を確保していくことは本当に難しいのです。ですから完全実行の陰にはまず標準化(スタンダード化)と全体フローの理解、次に個々の職務役割の理解とスキルアップトレーニングが必要です。ブランド全体でそれが出来た時に全員参画のVMDシステムが出来ると思っています。それはかなり高い企業水準です。いま私もそれに取り組んでいます。本当に真剣に取り組んでいるのです。MDの強さで成長してきたカジュアル専門店の次のステップとなる為に。

ちなみに食の世界のVMDもかなり進んでいて、RF1を展開する(200店舗超)株式会社ロック・フィールドは標準化とトレーニングが出来ているという意味で高水準企業です。

200店舗の店頭陳列の美しさ(デザイン)と商品効率の高さは個人の創意工夫ではなくシステム化の賜物なのです。

 

魅力的な品揃え

  • 2010-02-24 (水)
  • MD | VMD
  • 作成者:it

メーカーブランドの直営店(10/FWシーズン)品揃え展開計画のフォローをしてきました。

この不況を受けて多少価格を下げた商品もありますが、コーディネートで繋がる商品をつくったり、2WAYや3WAYに着れたり、とMDが考えられています。ブランドの格を下げたり客層を曖昧に広げたりしていないので、顧客にとっては魅力がある品揃えです。

昨年の10〜11月頃にアパレル全般で露呈した問題点は、売り上げ欲しさにセールの連打や前年に売れた商品を中心に固く計画したつもりが、結果、鮮度や魅力がなくなりずっと売場が変わらず・・というものでした。

このような時こそ、きめの細かい分析とシミュレーションから、考えに考え抜いて計画する必要があります。今日はその計画の「MD&VMD展開戦略会議」でした。

まず、前年のデータからの様々な分析と戦略に合わせた数値計画をもとにプロパー消化率のシミュレーションが提示されました。特にQRする売り筋商品や定番商品はプロパー消化率を基準として利益を考えますから、投入がどのタイミングで消化が60%なのか、70%はどのタイミングか、75%は・・をしっかり聞き取ります。それに沿って提案商品と売り筋商品・定番商品のバランスや、展開日数と投入のタイミングを図る事が出来るのです。

さらに、商品アイテムのピークを探り、イベントに合わせたキースタイル、フェアと連動するキーマテリアルの流れなどを時系列で落とし込んでいき、メインカテゴリーやラインから展開ストーリーを作っていきます。

もちろんこの先もショップで展開した時の商品の奥行きのバランスはもちろん、カラーバランスやテイストバランスなど細かく作り上げていきますが、この一連の作業がMDとの共同作業であり、VMDのプロとしてもキモとなる作業です。

これをきめ細かく作り込んでいくと、商品の回転ギャップ(在庫ギャップ)が出た時に対応し易くなります。特に今のような不況の時にはきめの細かい計画が大切になります。「共感される売場は偶然にはできない。つくるべくしてつくられる。」とは、この事です。

そしてVMDのプロフェッショナルにはこういったMDが分かる事と、売り上げに繋がるショップオペレーションが出来る事が求められています。ただ売場をきれいに並べ直す、または旬のコーディネートが出来るだけではMPコーディネーターだと思うのです。

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